大学で建築を専攻し、学んだ知識を活かせる職業を探していました。周りの友人たちはゼネコンなどメジャーな職場を選ぶ傾向がありましたが、工事に関して設計―工事―管理まで幅広く任せてもらえる点に魅力を感じ、当社に興味を持ちました。ここがゼネコンとの大きな違いであることに加え、かねてから競馬が好きであったため、競馬場という施設から競馬に携わることができる点にも大きな魅力を感じました。実際に、建物を通して競馬に関わることができ、とても貴重な仕事に携われていると感じています。今では、プライベートで競馬場やショッピングモール、またアミューズメント施設を訪れた際、建物の構造などを観察してしまう自分がいます。

    施設整備部総合整備課に所属し、建築を担当しています。大井競馬場や場外馬券売り場など、当社が所有している施設を使用される方が、安心して使用できるよう、主に建築物の維持管理業務となる工事計画立案や工事監理、積算業務に携わっています。
    入社後すぐに競馬場内の建物新築工事に携わられていただいたことがとても印象的でした。
    施設で使う色味なども、お客様の気持ちが明るくなるのと同時に、馬が興奮しないような淡色を使うなど、競馬に関わる全ての方に配慮しなくてはならないことを実感しました。当社は工事の発注者であるため、自分たちの意見を反映させやすいと感じています。一方、意見が反映されやすいからこそ的確な指示や建築に対する知識が求められます。常に責任感を持って業務に取り組むことが求められる点は、やりがいにもつながっています。
    また、L-WING^（※）やG-FRONT^（※）など、当社の施設を使用して、競馬を楽しむ方々を見ると「私たちの仕事がお客様に感動や笑顔を提供できている」と実感できて嬉しく感じます。競馬開催がない日はイルミネーションの営業をしており、ファミリー層の方々が楽しんでいる様子を見ても、「一生懸命手掛けてよかった」と感じます。実際に自分が関わった工事に対し、お客様がどのように反応されるかを身近に見れるのは、当社ならではの利点だと思っています。

    今後は、建築士の資格を取得し、大井競馬場における施設の維持管理はもちろん、東京都競馬グループで管理している施設も、よりよくしていくために努めていきたいと考えています。また、将来的に大井競馬場での新築工事がある際には、プロジェクトの中心となって、業務に貢献できるような存在になっていきたいです。
    新入社員研修では、他社の新入社員の方と交流する機会がありました。会社という垣根を超えて新入社員同士で意見交換する中から、風通しのよさや仕事のやりがいなど、自社のよさが見えてきたことを覚えています。現在の部署はとてもコミュニケーションが取りやすい環境で、常に先輩や上司に相談をしながら仕事を進めることができています。また、会話が多くあることで意思疎通もとりやすく、他部署との業務も円滑に進められていると感じています。
    学生時代に野球部だったということもあり、会社の草野球チームにも所属しています。休日に試合や練習をする中で、グループの社員の方や日頃は関わりのない部署の方とも交流を深めることができて楽しいです。今振り返ってみると、就職活動をする中で、一番大事なのは「ぶれないこと」だと思います。自分の軸を持ち、しっかりと相手に伝えることができれば、入社しても落ち着いて仕事に打ち込めると思いますよ。